コンセントをさすだけ家庭で出来るソーラーシステム
家庭で簡単に出来る発電の仕組みが登場しました。
それがマイクロインバーターを使った太陽光発電なのです。インバーターというのは発電された電気を家庭などの環境で使用できるようにする機器のことです。
通常ソーラーパネルから発電する電気は『直流』で、一般家庭で用いられているのは『交流』になります。
つまりこの発電した電気を直流から過程で使える交流に変換してくれるのがインバーターなのです。
その中で一般的なものがパワコン(パワーコンディショナー)と呼ばれるもので、大小、さまざまな太陽光発電所においても必ず設置されている仕組みです。
安いもので数十万円からしますので安易に取り入れられるものではありませんし、蓄電池(バッテリー)とのセットになると家庭用でも200万円ほどはします。
では、マイクロインバーターを使うとどうなるか
この仕組みは数万円のソーラパネルと数万円ほどのインバーターの組み合わせで可能になります。
大きな電力が欲しい時にはパネルの容量を大きくして、それに合わせたインバーターを組み合わせることで出来るのです。
まず太陽光パネルで発電します。
これは陽が当たっていれば発電しますし、曇っていても若干の発電をします。
ここで発電する電気は直流になりますので、ケーブルにてインバーターと繋いで、インバーターが直流を交流に変換します。
これを家庭用のコンセントに繋ぐことで家庭で使える電気になります。
これは家庭用の100Vの電気が流れている前提での仕組みになりますので、停電時などには使えません。
※蓄電したい場合、蓄電池などの仕組みが必要となります。
この仕組みのメリットは発電した電力を家庭に直接供給できるので、即座に使うことが可能です。さらに電力会社の電気より先に使用できるので使い始めたときからコスト削減となります。
実際の使用例
400Wのソーラーパネル・400Wのマイクロインバーター
家庭の電気 1Kwh 24円
400wパネルによる発電250~350w
1時間あたり6円〜8円
東京の日照時間1850時間/年
年間11,000~14800円の電気代削減
※あくまで目安で陽が当たりやすい南向きであったり、設置する角度などでも変わります。
こちらは400wでの施工事例です。
ソーラーパネルの大きさは2m✖︎1mになります。
ソーラーパネルの裏面にマイクロインバーターを取り付けております。
800Wの場合、倍の数字が見込めます。
さらにこの家庭用インバーターセットのメリットはご自宅の空いているスペースに合わせて設置することが可能な点です。
お庭や屋根、倉庫やカーポートの上などにも設置できます。
最近ではキャンピングカーなどの車に設置しるケースも増えています。
フレキシブルソーラーパネル
固定のものに比べて若干電力は落ちますが、置くスペースが確保できない場合でも、軽くて薄いフレキシブルソーラーパネルならさまざまな場所に設置が可能です。
賃貸住宅に住んでいたとしてもベランダに設置したり、陽が出ている間だけ外の手すりにぶら下げたりすることも出来ます。
マンションやアパートなどベランダや窓は南向きになっていることが多いので発電しやすいのです。
場所がほとんど制限されないこの仕組みなら生活コストを下げてくれて、再生可能エネルギーとして環境にも優しい仕組みです。
昼間に電気を使わない場合は蓄電池とセットにすることをお勧めします。
容量の小さめの蓄電池の場合でしたら、ご自宅のコンセントで充電することで蓄電池に電気を貯めておけますし、大きめの容量の場合はコントローラーを介することで直接充電することが可能になります。
この辺りはご自身の生活スタイルに合わせたやり方で導入できますし、災害時の電力の確保としても重宝するでしょう。
ぜひこの機会に取り入れてみてください。